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2013年3月13日 (水)

一息の抜き

朝刊に連載中の葉室麟さんの時代小説『紫匂う』、

始まった時は、うわーーー何これ。。。(-゛-メ) と思った。

主人公のお武家の奥様・澪さんがどうもダメで、

人それぞれとはいうものの、私には理解に苦しむ。

すごく良いご主人、可愛い盛りの子供たち、何不自由ない平穏な日々、

その幸せになぜ感謝せん!もったいないわ!と思う。

昔、澪さんと恋仲だったという笙平さんもどうかと思うわ~~~(-゛-メ)

こういう恋愛至上主義みたいなのは全くもって苦手。

そんなこんなで絶体絶命のふたりの前に颯爽と現れたのは、

それまでずっと地味な脇役っぽかった澪さんのご主人の蔵太さん。

破滅への道を突っ走るふたりを前に、一体この大人しそうなご主人が

どういう行動をとるのかと思ったら。

なんとすばらしいheart04めっちゃカッコイイじゃあ~りませんか(*´ェ`*)

蔵太さんが言った、剣法の「一息の抜き」という話がすごく良かった。

何ごとも追い詰めてはならぬ、一息だけ隙間を空けておいたほうがよい。

一息の隙間が余裕となって剣が振るえ、危うい命も助かることがある。

ひとを追い詰めず、一呼吸置いて接する蔵太さんの生き方。

それまで孤高の悲劇のヒーローっぽかった笙平さんにくらべ、

人間の大きさとか大人の余裕とか賢明さとかを感じました。

いや~~~単にふたりの世界に落ちていくような恋愛小説かと思いきや、

素敵な方の登場でこれからの展開が楽しみ楽しみ(*^-^)

ところで話はすこし違うかもだけど、私、

引き出しとかは奥まできちっと閉めきらずに

ほぼ閉まってるっていうか、閉めかけっていうか、少しだけ隙間が開いてたり、

部屋の物もピシッと整然と並んでるよりも

ちょっとゆがんだり、ずれてたりする方が自然でむしろ心地よく感じるんですが、

こういうのもいわゆる「一息の抜き」なんだろうか♪

(それはただの手抜きですから・・・by.all )

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コメント

葉室麟さんは直木賞候補4回、5度目の「蜩ノ記」で直木賞を受賞されました。昨年度、「蜩ノ記」が時代小説では驚異の20万部を突破し、役所広司、岡田准一、掘北真希、原田美枝子等の出演で現在映画撮影中です。いろいろ好みはあるでしょうが私は「蜩ノ記」「銀漢の賦」「蛍草」が好きです。一度、葉室ワールドを覗いてみられたら如何でしょうか。

葉室 麟ー1950年 福岡県北九州市生まれ。西南学院大学 文学部 外国語学科 フランス語専攻卒。地方紙記者、民放ニュースデスク等を経て53歳で文壇デビュー、藤沢周平の後継者とも言われる売れっ子作家。

投稿: ひろ | 2013年6月 3日 (月) 16時54分

noteひろさん

カキコミありがとうございます。
葉室さんの作品は、この新聞小説で初めて読ませていただきました。
私はブログでこの1回きりの感想を書いただけなのに、
それ以降、たくさんの方が検索してきてくださるようで、
それだけでも葉室さんの人気の高さを実感しました。

時代小説は、若い頃は食わず嫌いだったのですが、
最近はだんだん面白さがわかってきたように思います。
「紫匂う」、すっかり蔵太さんファンになって
はまってしまい、毎日楽しみでした。
物語もクライマックス、結末が気になりますね。

「蜩ノ記」やそのほかのオススメも教えていただいて
ありがとうございます。
ぜひ読ませていただきますね。
映画も楽しみです。俳優さんたちもいいですね♪

投稿: なかさな | 2013年6月 4日 (火) 23時16分

昨年、新聞連載され好評だった「紫匂う」が出版されます。

葉室 麟 「紫匂う」 講談社 4月16日発売予定

投稿: ひろ | 2014年3月13日 (木) 10時40分

noteひろさん

お久しぶりです。
書き込みありがとうございます。
とてもうれしいです。

「紫匂う」、出版されるんですね。
もう一度読んでみたい小説です。
「蜩の記」も見たいなあconfident

葉室さんの小説は、
常に根底に真面目さ、誠実さが感じられていいですね。

投稿: なかさな | 2014年3月13日 (木) 23時59分

映画「蜩ノ記」公式サイトで予告編を観ることが出来ます。期待が持てそうです。

投稿: ひろ | 2014年6月16日 (月) 18時07分

noteひろさん

教えてくださってありがとうございます。
予告編、観せてもらいました。
いいですねえ、役所さんも岡田くんもぴったりですね。

葉室さんの描かれる男性は本当に素敵です。
もし自分が男だったらこんな風にありたいという理想像です。
映画の公開、楽しみですね♪

投稿: なかさな | 2014年6月17日 (火) 23時33分

「Eね!蜩ノ記」を検索すると映画完成報告会見の動画を観ることが出来ます。
役所、岡田、堀北、原田にまじり居心地の悪そうなハムリン先生も発言されていました。

投稿: ひろ | 2014年9月 3日 (水) 18時34分

noteひろさん

完成報告会見の動画、観せてもらいました。
教えていただいてありがとうございます。

役所さんが素敵ですねえ~heart02
葉室さんの描かれる男性は私の理想です♪
もし自分が男に生まれていたらこんな風でありたい、そんな男性像です。
原田さんの奥様役も凛として美しく、こんな風でありたい女性像です。
岡田くんは最近大河の印象がとても強いので、
こちらは随分若い(設定がそうですものねcoldsweats01)。
来月の公開、楽しみですねmovie

投稿: なかさな | 2014年9月 6日 (土) 23時08分

皇后陛下もご覧になられた宮内庁御用達?映画「蜩ノ記」を遂に観ました。
感想は余計な先入観を与えるので控えますがスクリーンから画像が消えエンドロールが終了したとき場内から期せずして拍手が起こりました。
この試写会は「西南学院創立100周年記念」と銘打って西南学院大学が主催でしたので上映前に大学OB原作者葉室 麟さんのトークショウがあり最前列を確保した私の4m先に生ハムリンが着席されました。
トークショウでの話です。
映画化について「小泉監督が久留米までお出でになり映画化の話をうかがいました。大学生のとき、映画研究部だった自分にとって黒澤監督は尊敬できる方だし、そのDNAを受け継ぐ小泉監督も存知あげていたのでお任せしました」この時点で「蜩ノ記」は原作者の手を離れ映画の脚本家の手に移るようです。いい例が柚子に話です。
原作には柚子はでてきませんが映画では「柚子は九年で花が咲く」というセリフがあります。これはハムリン先生が人生への感慨を語られるときに引用される「桃栗三年柿八年、柚子は九年で花が咲く」を小泉監督が知っておられ映画に使用されたようです。
放送局を辞め売れるかどうか分からない作家デビューして九年「まさにこの映画は私にとって九年かけて咲いた柚子の花のようなもの、堀北さんのセリフを聞いたとき胸にグッと込み上げるものがあった」と語られました。
司会者の「今、好きな女優さんは?」との質問に六十歳を過ぎた売れっ子作家は少年の顔になり恥ずかしそうに小さな声で「堀北真希さん」
最後に「この映画は親や友達、人には大切のするものがあることを伝えてくれています」と締めくくられました。

投稿: ひろ | 2014年9月29日 (月) 10時52分

noteひろさん

わあ、もうご覧になったんですね!
ひろさんの文章から感動が伝わりますよ~confident
しかも試写会で葉室先生をそんなに間近で見られたなんて。
良かったですねえ、貴重な経験をされましたねhappy01

一般公開ももうすぐ、私も楽しみにさせていただきます。
素敵なお話をありがとうございました♪

投稿: なかさな | 2014年9月30日 (火) 23時45分

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