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2006年11月27日 (月)

『氷点』

三浦綾子さんの小説を読みまくったのは、20代前半の頃。

最初に読んだのは、彼(後の主人(^^ゞ)が貸してくれた『泥流地帯』だったかな。

あれからはまりましたね~、聖書の教えが根底に流れる、厳しい三浦綾子さんの小説。

『氷点』も自分の考えや生き方に、かなり影響を与えてくれた作品でした。

陽子役の石原さとみちゃん、素直でまっすぐで清潔で凛とした感じが合ってました。

飯島直子は最初ちょっと色っぽ過ぎるかなと思ったけど、後半、良かったな。

なんといっても北原さんはすごく役のイメージにぴったりだったと思う~~~。

初めてこれを読んだ時、私も陽子的な考え方をする方だったので…

『原罪』という考え方、人間は生まれながらに罪を背負っているという考え方に

かなり衝撃を受けました。

どんな辛い目にあっても、自分が正直に生きて悪い事をしていなければ、

胸を張って生きていけると思っていた陽子が、

自分の存在自体が人を傷つけ、罪だったんだと気づき、自殺を図る気持ち。

とても理解出来て、私自身もそれまでの自分の考え方や生き方の甘さ、傲慢さに

生まれて初めて気づかされました。

自分の意識しないところで、自分はどんなに人を傷つけながら生きてきたことか…。

人は皆、罪を負って生かされているということ、罪のない人などいないということ。

だから皆お互いに許しあいながら、謙虚に生きなければいけないということ。

人のことを許せない人は、自分自身も人に許してもらえないのだということ。

三浦さんの作品は、勧善懲悪ではなく、登場人物のすべてがそれぞれ

良い所も悪い所も、強い部分も弱い部分も合わせ持っていて、

それこそが本当の人間だと思うのです。

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