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2006年11月 4日 (土)

『見張り塔からずっと』 重松清

図書館の文庫本コーナーで、重松さんの初期の短編集を見つけた。

3つの話、その3つ共が、閉塞感に満ちた暗くて重い家族の話。

どの話も「お~い、いい加減にそこから抜け出せよ~!」と言いたくなった。

どの人たちも大変な問題や心の痛みを抱えて生活しているのだけれど、

私には自分の気持ちの持ち方ひとつで変えられる状況のような気がする。

不運な事故や心を傷つけられるような出来事は、誰にだって色々ある。

それはとても悲しいことだけれど、その事で「自分はなんて不幸なんだ」と

思ってしまうことの方が、むしろ自分を不幸にするように思う。

人を羨んだり、恨んだり、妬んだり、その方がより悲しい。

誰になぐさめてもらうより、他のことで憂さ晴らしするより、

結局は自分自身の問題。

自分の力で自分の気持ちを整理して、何とか折り合いをつけて納得しなければ。

そうしなければ、そこからいつまでも抜け出せない…。

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